4月1日付の全国紙に「公明党でも『政治とカネ』疑惑」という文字の入った雑誌広告が大きく出ていたので何事かと思って昨日届いた雑誌を開いてみたが、やや拍子抜けした感じだ。広告の見出しでは「創価学会『政治部長』が火種に」とあったため、何か刑事事件にでもつながるような不祥事が書かれているのかと思いきや、記事本文ではそのようなファクトは書かれていないからだ。公明党が選挙の情勢調査を委託する会社に金が流れているという“当り前の話”を書いているだけで、自信がないのかその会社の具体名すら記事では明記していないという代物だ。創価学会「政治部長」は時折大手紙にも登場し、この『選択』にはしばしば登場する。公明党職員または関係者の中に内部情報を外に流す人間がいるのだろう。もしこれが日本共産党なら除名騒ぎに発展するところだろう。「政治部長」は私の大学の先輩であるのでまったく知らない関係ではないが、党内のやっかみなどが垣間見える記事と受け取れる。