パリ五輪が閉幕した。個人的にもっとも印象深いのはアルジェリアの女性ボクサーが男性と誤認され、さまざまな非難を浴びたことだ。日本の門田隆将はこのボクサーをトランスジェンダー女性と思い込み、その上で選手を非難した。そこには事実確認をしない相も変わらないデマ体質と、そのデマの上に乗ってヘイトスピーチを加えるという二重の犯罪性がある。もっともこの人物がこのような行動をとるのは「週刊新潮」時代から一貫して変わっておらず、同じことをずっと続けているのが特徴だ。昨日は日航機墜落から39年の日となったが、この事件に関する作品で14カ所の盗用を最高裁判所から認定されている「日本で唯一の作家」でもある。これほどの犯罪的行為を繰り返しながら、いまも同様の行動を悔い改めることがない。付ける薬がないとはこのことだろう。さらに同類のもとには同類が集まるという法則がある。門田とともに「デマ3人組」と称される百田尚樹や有本香も馬脚が現れて、さまざまなトラプルを惹起しているようだ。共通するのは「拝金主義者」であるという傾向的体質だろう。公益よりも私益、それがこの種の人間たちに共通するキーワードである。