本日付日経はオピニオン面でなぜトランプ再選では駄目かをあらためて論じる記事を掲載している。同紙は外国紙のオピニオン掲載で特色があるが、そこでフィナンシャル・タイムスのチーフ・コメンテーターは、まず第1に「民主主義そのものへの信頼が損なわれている」ことに加え、「民主主義がさらに弱体化」することを指摘する。さらに2点目として、「米国を温暖化対策の国際的枠組み『パリ協定』から再離脱させる」危険性を指摘し、次のように結論する。「気候変動はまだまだギリギリ対応可能ではあるが彼(トランプ)はそれを確実に失敗へと導くリーダーなのかもしれない」「目標達成のチャンスはほぼ確実に失われ、おそらく悲惨な結果を招くことになる」。民主主義破壊という点でもすでに日本にも影響は見られると小生は考えているが、2点目は全地球規模の話だ。その意味では、世界中の人類を生かすか、殺すかの選挙とも言い換えられる。