今朝はわりかし早く目が覚めると、バイデン撤退のニュースが流れていた。副大統領のカマラ・ハリスを後継者に指名したという。ハリス副大統領は部下がすぐ辞めてしまうなどさまざまな人気のない事情が報じられてきたが、最近は、中絶廃止に反対する主張で支持を広げている旨の報道があった。大統領選を戦う予定の2人はさまざまな言い方はできるにせよ、端的には犯罪者と、元検事との戦いになる。この状況設定は非常にわかりやすいもので、今後の選挙戦に一定の影響を与える可能性がある。米国の大統領がどちらになるかで、アメリカの将来だけでなく、世界の将来も大きく変わる。トランプが仮に勝利すれば、米国の分断はさらに強化され、その影響は世界中に及ぶ。民主主義の破壊も一層顕著に進むだろう。長い目で見て世界によい影響を与える可能性は少ない。まして彼は現在4件の刑事裁判で起訴され(1件は有罪判決、1件は却下、2件はいまだ審理が始まっていない状態)、すでに有罪判決も出ているれっきとした犯罪者だ。サイコパスが特異な才能を有する面は事実として認めても、それでも全体として見た場合、やっていることはかなりいい加減だ。