GW連休中の谷間の平日の最終日、サラリーマンの中には10連休中の人もいるだろうが、フリーランスには明確な休日というものがない。小生も1日も休まず仕事だ。特に平日にしか空いていない官公庁での手続きは今日中に済ませておかないと来週の7日まで何もできないことになりかねない。過去にも書いているが、われわれ“アラ60世代”が大学を出て就職するころはバブル期で日本は絶好調の時代だった。残念なことはそのような状況がその後もずっと続くと錯覚した己の浅はかさだ。小生は母親の願望もむなしく、大企業に就職して安定的な生き方を選ぶ道よりも、自由な方向を選んだ。同級生はそろそろ60歳で定年を迎える人が多く、年金をもらうまでの期間の多少のつなぎ収入を考えればいい年代だが、私のような零細自営業者は、収入源の確保は30代・40代のころと何ら変わるところがない。取材のノウハウや人間観察の目は年の功ほどには養われてきたが、記憶力や体力は若いころにはかなわない。せいぜいあと10年、どれほどの価値のある仕事を残せるか、それだけを念じて生きている。