漂流する秋解散

10月1日から導入が予定されるインボイス制度。これまで益税が認められていた売上高1000万円以下の事業者に、消費税の支払いを迫る仕組みの導入だ。制度としては公正さを求める措置のように受け取れるが、もともとは消費税導入の際、売上の低い中小零細事業者に対する配慮措置として実施され、これまでその特例が認められてきた。だが声優やライターなどのフリーランスにとっては、明らかな増税措置になるとともに、税務処理の煩雑性が大きな負担となることが指摘されている。さらに9月末には電気代やガソリン代などの補助が期限を迎える。そのため政府内では補助の延長策がとりざたされ、8月中に結論を得る方向だ。さらにマイナ保険証の総合点検は11月末までとなっており、ひもづけの失敗などの報道がいまも後を絶たない。加えて国会議員の捜査事案も発生。この状況下で、とりざたされてきた10月総選挙の日程はすでに無きに等しいものにも映る。

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