反省なき靖国信奉者たち

国家の思想に誤りがあれば国は滅びる。思想の軸に歪みがあれば、国家は衰亡する。その象徴となった1945年8月15日。終戦の日を間もなく迎える。

明治維新以来のこの国の戦争政策の帰結は、78年前、310万人の死者をもたらし、この国を滅ぼした。思想の根幹にあったのは『国家神道』、現在の靖国信仰につながる。

だがこの国家神道の亡霊たちが日本にはびこるようになったのは、同じ考えをもつ安倍晋三元首相がこの国を長年率いた結果であったことは言うまでもない。「亡国の宗教」がこの国に再び居場所をみつけ、自己肯定化の歴史観を盛んに吹聴・拡散するようになった。

普遍性をもたないこの「亡国思想」は、日本人はすばらしい、日本人は韓国・中国よりも優れているというエスノセントリズムを拡散する誤った宗教だ。このような「偏狭な思想」があらゆる位相で拡散されているのが現代日本の実態である。

誤った思想がはびこるとき、国は乱れる。日本の実相はそのまま、世界の姿にもつながる。

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