社会主義の亡霊が生んだウクライナ侵攻

本日付日経新聞の「文化時評」にこれまで小生が感じてきたことが文字となって書かれている。つまり、1年前に始まったロシアによるウクライナ侵攻の要因について、かつてのソ連の社会主義体質とどの程度関連があるのかという問題だ。プーチン氏が所属したKGBの発祥が社会主義革命にさかのぼる現実。「赤色テロル」を使った権力維持。問答無用の独善的な体質。そうした土壌はいまもロシア指導者の胸中に強固に残る。

この記事では、「1世紀以上を経て、その体質はグロテスクな形で進化し、プーチン氏に受け継がれ、世界を振り回している」と表現する。社会主義の亡霊が21世紀の現代を振り回している現実。ロシアではすでに「亡霊」となった社会主義だが、中国や北朝鮮ではいまも「実態」を保つ政治形態だ。日本の共産主義政党においても、実態と主張が乖離した結果からか、心ある党員らの提案によって顕著な「激震」に見舞われている。

どこまでいっても独裁主義、テロ・暴力主義に傾く社会主義(共産主義)。まずは人間の内面(生命の資質)からの変化がなければ、何百年つづけても同じことを繰り返すだけだろう。

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