安倍晋三の「下僕」としていきる門田隆将

もはや安倍ポチといったレベルでもない。安倍元首相の「下僕」であることを使命とする“ジャーナリスト”といったほうが正確だろう。「安倍元首相は統一教会の天敵だった」と、ネット番組の虎ノ門ニュースなどで複数回にわたり言明し、さらに自著にもその旨を記載している門田隆将こと門脇護のことだ。問題は自分の好みの結論にもっていくために、その前提となるファクトをいいように加工し、捏造している点にある。一般人が行うなら愛嬌で済むことがあったとしても、「ジャーナリスト」を称する人間がそれをやると、職業的な自殺行為につながる。

門田が「安倍元首相が統一教会の天敵」とする根拠は極めて薄弱だ。安倍政権時代に、消費者契約法を改正するなどして霊感商法を激減させたという主張なのだが、実態は大きく異なる。要するに、自分の足で取材しないまま、推論にすぎないものを「自分の頭の中で結論まで」出しているにすぎない。実態は、壺や印鑑などの物品を買わせる方法から寄付や献金に移っており、それらの法律は「効果的なものになっていない」と消費者庁検討会の委員からクレームが出るほどのものにほかならない。要するに小さな事実を大きく膨らませることで、結論を自分の都合のいいように完全に別のものに塗り変えている行為でしかないからだ。

本日付毎日新聞は1面トップで、「安倍氏『差配』当選の鍵」と題して大型特集記事を掲載した。安倍元首相は統一教会の票を意のままに操れる存在だった。統一教会票を差配していた人間が、「統一教会の天敵」であるはずもない。力関係でいえば、圧倒的に優位に立っていたからこそ、できた行為と考えるのがふつうだろう。

門田隆将のような低劣な人間が、「ジャーナリスト」を名乗れる国は、やはり恥ずかしい国だと思えてならない。

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