トランプ起訴の行方がどうなるか。世界は固唾をのんで見守っている。本日付日経掲載のフィナンシャルタイムズの翻訳記事によれば、トランプ前大統領は1814年の英国軍がワシントンのホワイトハウズなどに火をつけた以来の最悪の暴力を米連邦議会にもたらした。そのため米下院特別委員会で公聴会が開催され、トランプ側であったはずの共和党関係者も続々と証言を行う事態となっている。証拠はある程度固められつつあるが、そうした司法判断のみならず、この国の重要な政治判断を行う必要性があることを記事は伝えている。トランプを起訴する事態となれば、多くの「トランプ信者」が決起し、国内が内乱状態となる危惧のことだ。そうした事態をじっと待っている国も、世界には当然ながら存在する。同記事は「法か分断回避か、難しい判断」の見出しを立てているが、人治国家のかの国と異なり、法治国家である以上、やるべきことは決まっているはずだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB030ZN0T00C22A8000000/