伯祖父の戦死

柳原家にとって本日は祖父の兄が戦死した日だ。77年前の7月20日、長男であった柳原賢一(1909-45)はフィリピン戦線で35歳の人生を終えた。2人の娘が残されたが、次男であった祖父が戦後、伯祖父(おおおじ)に代わって心を配ったという。伯祖父は形式的には靖國神社に祭られた一人であろうが、同人の魂がそこにあるとは個人的にはまったくもって思わない。今朝も自分のやり方で追善回向を行った。それにしてもあと一カ月、生き延びてくれていれば、と考えるのは後に生まれた者の勝手な思いにほかならない。同じフィリピン戦線で死んだ兄と、九死に一生を得た弟。その弟(祖父)のもとで、いまの私の親戚一族(父方)がいる。

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