70年前のテロ射殺事件

この1年あまり、70年ほど前に発生したテロ事件(背後からいきなり射殺した暗殺事件)の取材を続けてきた。昨日も北海道で数日間の取材を終え、帰京するために某空港に立ち寄って昼飯を注文した時間に、携帯電話に安倍元首相が血を出して倒れている旨のニュースがいきなり飛び込んできた。元首相の命がテロに奪われたことに、怒りを覚える。本日付「しんぶん赤旗」は「演説中、背後から2発」の見出しを立てたが、70年前のテロ事件でも「背後から2発」撃ったことが共通する。うち一発が相手に命中し、致命傷を与えて殺害した点もまったく同一だ。安倍元首相を撃った犯人はすぐにその場で取り押さえられたが、70年前のテロ事件では犯行グループは逃避行を決め込み、最後まで知らぬ存ぜぬを貫いた。今も公式に犯行を認めず、遺族らに謝罪すらしていない。そのグループの後継者たちは、いまも「同じ団体名」で、平然と政治活動をつづけている。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。