日中コロナ状況が逆転へ

本日付各紙は中国ゼロコロナ政策の影響をほぼ横並びで記事にした。上海の都市封鎖が1カ月を超える中、爆発しそうな状況とともに、新たに北京では本日から4日まで店内飲食が禁止措置となった。読売報道によると「中国連休人まばら」で、日本では久しぶりに自由なゴールデンウィークを迎えているのと対照的な状況となっている。当初の感染拡大では中国のゼロコロナ政策が大きな効果を発揮し、中国政府の面目躍如となったが、症状の重いデルタ株から、感染力は強いが症状の弱いオミクロン株に移行してからは状況は一転。同じ成功体験に固執する中国の姿勢が逆に世界の脅威と捉えられるようになった。台湾がゼロコロナからウイズコロナに臨機応変に対応したのとも対照的で、中国政府のやり方は当初の方針を変えられずに自滅した旧日本軍の体質を想起させる。政治制度の違いなどと関係なく、人間が犯す過ちは共通しているものと感じるのは私だけだろうか。

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