「日本共産党を考える」

本日付の朝日新聞がオピニオン面で「日本共産党を考える」とのテーマで2人の識者を登場させている。一人はジャーナリストの池上彰氏だが、私は同氏とほぼ立場を同じにする。日本共産党がかつて分裂した時代の暴力体質を同党がいまだに言い逃れしている事実を厳しく指摘し、それでいて地方政治において「日本の民主主義の底を支えてきたこと」をそれなりに評価する。完全に是々非々の立場だ。もう一人、政治学者の中北浩爾氏はイタリア共産党のように社会民主主義政党への脱皮を促す。そうなれば「野党連合政権の樹立は一気に近づくはず」と述べているが、私もまったく同感だ。ただし、同党がその行動をとる可能性はかなり低いと感じる。なぜならその決断には大きな勇気を伴うからだ。同党幹部にその勇気があるかといえば、保身に固まった体質であり、私はほど遠いと感じている。

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