本日の「しんぶん赤旗」掲載の志位委員長の演説内容はいただけない。23日に千葉市の演説会で語った内容というが、そこには「100年にわたって反戦平和を貫いてきた日本共産党」という文字がある。これは真っ赤なウソだ。なぜなら同党は朝鮮戦争の時代は、ソ連や北朝鮮、中国に同調して、日本国内で事実上「参戦」し、多くの暴力行為を働いた事実があるからだ。反戦平和ではなく、実際に朝鮮戦争に加担する目的で、暴力に手を染めた過去がある。さらにかつてのソ連共産党を指して志位氏は「ソ連共産党を名乗る党が解散してから31年もたっています」と言っているが、「ソ連共産党を名乗る党」とはどういう言い草か。要するに、共産党を名乗りながら本当の共産主義政党に見合うだけの行動と成果がなかったと言いたいのだろうが、ソ連を手本に創設した自らの政党基盤にそのまま返ってくる話である。同党が歴史修正主義と戦う姿勢は個人的には評価しているが、自分の党に関する歴史修正主義はいい加減に正してほしいものだと思う。