「病巣」は摘出されなければならない

日本の中のがん細胞が明らかになった感がある。ロシアのウクライナ侵攻に伴い、日本で「核兵器の保有」を声高に主張し始めた面々についてである。本日付の毎日新聞は青野由利専門編集委員の署名入りコラムで、核兵器の専門家らが核抑止が機能せずに、実際に使われるケースを事例分析し、起こりうるケースとして25の事例が抽出されていることを紹介している。要するに、核の先制攻撃は、相手の攻撃を誤認することなどにより容易に起こりうることを示している。そうなれば核を「抑止力」としてとらえることなど所詮は絵に描いたモチであり、夢想主義者の妄想にすぎないことになる。こちらは原子力発電の話だが、福島原発事故が起きることをリアルに予期した人はほとんどいなかった。多くの人びとが「原発神話」を信仰し、騙された。同じことは「核抑止力」信者にもいえる。どちらも「妄想」を信仰している点で共通している。

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