過去の切断に躍起な日本共産党

ウクライナ侵攻に伴いロシアの悪者イメージが広まる中、日本共産党が過去のソ連との親密な関係を払拭しようと必死だ。1日付のしんぶん赤旗では同党衆院議員が「旧ソ連とたたかった党」と自党を持ち上げ、大きな解説記事の中でも「どんな大国の横暴も許さない 日本共産党は一貫」などと、事実と異なる宣伝を広げている。同党が歴史の一時期からソ連、中国と関係が悪化し、互いに批判し合う関係になったことは事実だが、それ以前は「兄弟党」として血を分けた親密な関係にあった。当時のアカハタ記事を見ればそれは一目瞭然だ。日本共産党自身がソ連や中国をまるで「地上の楽園」のように喧伝した時代がある。つまり現在の同党は、都合のいい部分だけを取り出して宣伝し、都合の悪い部分にはふれないという態度で一貫する。これを一般には「歴史修正主義」と呼ぶ。赤旗は「タブーなき新聞」が売り文句らしいが、自党の歴史については明らかにタブーがある。

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