12月は地方議会が開会されている。長野県松本市議会でも昨日、興味深い議事が行われた。公明党の勝野智行市議が松本市の所有保管する白鳥事件の刑事記録の行方について質問を行ったからだ。その模様が本日付の地元紙・市民タイムスの1面に掲載された。白鳥事件はいまから70年前、日本共産党の綱領に基づき、同党札幌委員会が中心となって白鳥一雄警部(札幌市警)を殺害した事件で、元北海道大学教授で同党の党員弁護士であった杉之原舜一弁護士が刑事記録の保存と公開を求めて松本市の民間施設・日本司法博物館(当時)に寄贈していた。杉之原弁護士の要望に応じて一時は一般公開された資料だったが、その後、経営悪化した博物館が松本市(行政)に移管され、一転、お蔵入りになった経緯をもつ社会的にも貴重な資料とされるものだ。
http://www.shimbun-online.com/viewer/Shimin_Times0211209.aspx