立憲民主党の新代表が日本共産党と心理的に距離をおく泉健太氏が選出されたことで、共産党の最高幹部が焦っている。京都を地盤とする穀田委員長は泉新代表と大学が同じであることを理由に、秋波を送った。立命館大学は日本共産党にとっては多くの人材を輩出してきた「牙城」の大学として知られる。一方の泉新代表は同じ京都を選挙区地盤とするものの、出身は北海道だ。本日付の産経新聞は「共闘路線が頓挫すれば牽引役の共産執行部が責任を問われかねない」と指摘しているが、なるほど同党幹部が必至になる理由がはっきりする。共産党は立党100周年となる来年夏を前に、戦略が大きく挫折している局面と捉えられる。