志位和夫が読売インタビューで語ったこと

本日付の読売新聞「党首に聞く」のコーナーで、志位和夫委員長がインタビューに答えていた。そこで志位氏は「我が党が参加する政権が出来れば画期的な新局面を開くことになる」と、相当な鼻息の荒さだ。すでに立憲の枝野代表が「立憲の単独政権を考えている」と合同記者会見の場で言明しているにもかかわらず、まるで「閣内に入る」かのような口ぶりである。それだけではない。志位氏は立憲との「限定された閣外協力」だけでなく、実はその『先のこと』をすでに考えていることを短いインタビューの中で明言している。

「まずは合意した『限定された閣外協力』を作るのが先だ。もし実現すれば、その経験を経て、いろいろな形で発展はあるだろう。しかし、その先を言うのはまだ早い」

志位氏は「その先」のことについては具体的には言及していないが、「その先」の中身は同党の綱領の中に書いてあるとおりだ。立憲を「踏み台」にし、共産主義国家への道を開くという同党のあくなき野望のことである。しかも彼らには「自分たちの掲げる社会主義は特別」との傲りがある。つまり、ソ連、中国、北朝鮮、キューバとは違って、自分たちの掲げる社会主義は特別のものというカルト信仰に近い考え方のことだ。こうした思い上がった独善思考に固まる政治勢力が、うわべだけは時勢に合わせて党勢拡大を図っている。注意されたい。

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