自民党新総裁に期待する

自民党総裁選が終了した。野党側は岸田新総裁ならやりやすいと語っていたが、それは「安倍政治の継承」が明らかだから攻めやすいという意味だろう。ただし本人はこれまでの2人よりは説明責任を果たそうという気持ちが強い人物であることは明らかなようだ。メンタリティーもより誠実な感じが伝わる。問題はそれが吉と出るか凶と出るかということだろうか。宏池会の自民党総裁は宮沢喜一元首相以来とされる。自民党の「極右勢力」とは明らかに肌合いが異なる。さらに広島出身なので、核兵器禁止条約の日本の批准に向けてどのような手腕を発揮するかも注目される。新総裁が安倍首相の傀儡にすぎないというイメージが強くなれば、プラスにならないことははっきりしている。最近になって早稲田大学法学部の先輩であることを知ったが、経歴的に愛校心があるかどうか定かでない。東大に3回落ちて(やむなく)早稲田に来たクチと思われるからだ。だがそうした挫折の経験が「人の話を聞く」力になったとすれば、人生は何がプラスになるかわからない。

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