歴史を偽造する体質は日本共産党も同じ

7月1日が中国共産党の創建100周年というので、各紙ともその関連記事が多い。毎日新聞のコラムでは「改変された100年史」、しんぶん赤旗では「国あげて党史学習 文革など『過ち』強調せず」の記事が見える。オイオイと思ったのは私だけだろうか。一般紙がそう言うのならまだ理解できるが、日本共産党が中国共産党の歴史改変に文句をつけるのはまったくのお門違いだ。なぜなら日本共産党も多くの党史偽造を行ってきた過去をもつ政党であることは明らかだからだ。過去に行った武装闘争をなかったことにし、警察官殺害事件も党史ではまともに記載していない。中国共産党が文革を強調しないのと、日本共産党が白鳥事件等を強調しないのはまったく同根の現象と考える。

この2つの政党は同じ両親のもとから生まれた正真正銘の兄弟であることは、日本共産党が避けて語ろうとしない歴史の真実だ。父親をマルクス・レーニンといい、母親をコミンテルンという。時期的にもどちらが本当の兄でどちらが本当の弟かは、その真相は依然はっきりとしない。ただし日本人として、国外の政治体制そのものに文句をつけるのはお門違いであり、日本国内の共産党については、あえて論及すべきという立場だ。

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