革命戦略の片棒担ぎ

本日付の公明新聞の2面コラムで、日本共産党と共闘することの意味を端的なフレーズで指摘していたのでここで紹介する。それは「革命戦略の片棒担ぎに」という見出しだ。日本共産党はいわゆる「ふつうの政党」ではない。その理由は、自らの政党の命である綱領において共産主義革命を標ぼうし、その前段階として、政権をとり、いくつかの段階の革命をへて、共産主義社会へ向かうことを公にしているからだ。つまりその政党と協力して連立政権をめざすことは、すなわち同党の「革命戦略」のお手伝いをするのと同じことであり、言葉でいえば「片棒担ぎ」になるというわけだ。これは現状においては立憲民主党への警告の言葉といえよう。すでに立憲や国民民主を支援する労働組合の連合は、共産党との連立を否定する言葉を繰り返している。立憲民主の枝野代表もそうした事柄をすべて承知した上で、戦術的に、共産党に頼らざるを得ない苦しい台所事情があるようだが、たとえ一時的には貧しても、正統な戦略を組むことが、長い目みればよ結果に結びつくと指摘しておきたい。

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