１００年前のこの日、日本共産党は産声をあげた。１９２１年４月２４日。明確な組織が立ち上げられた日だからである。その意味では中国共産党の創設記念日（１９２１年７月）よりも実際は２～３カ月早かった。つまり、日本共産党は中国共産党の「兄」ということになる。だがなぜか同党の創設日は１９２２年７月１５日ということで喧伝されている。これは戦前・戦中の弾圧のもとで多くの刑事裁判をよぎなくされ、裁判上、政党としてのスタートの日を確定する必要があったからである。要するに同党の創立記念日は、時の検察権力によって策定されたそのままの日付を今も採用しているわけだ。しかも「事実」に基づかない“偽りの歴史”をそのまま押し抱いて戦後もやってきた。だが本当の１００周年は本日、今日この日とされている。日本共産党の「真実の記念日」にお祝いを申し上げたい。