波乱の国会が始まる

本日通常国会が召集される。政局における目下最大の焦点は東京オリンピックが開けるかどうかだ。この結果が政局に大きな影響を与える。仮に開催できない事態となれば、菅首相は責任をとる必要が生じるので、次期総裁選で再任されなくなる。逆にオリンピックが開催されれば、それを受けての総選挙、再任の道が開けるが、この道はかなり「狭い道」に映る。遅くとも3月までにはオリンピックを予定どおり開催できるかどうかの結論が出るはずだが、もし「中止」の事態となれば、安倍首相の再任の可能性もほぼなくなる。というより、国会でウソをつきつづけながら、なおかつ求められても桜を見る会の領収書や明細書を提出できないというのだから、そもそも議員辞職するのがスジであろう。そこに政治家としてのモラルはどこにも感じられない。正直でない政治家は、不要だ。次の総裁選では、年寄りはもう御免という声があがり、ここは女性を立ててイメージを大幅に刷新して選挙をやろうという筋書きが出てくる可能性がある。そのとき候補にあがるのは、野田聖子や高市早苗といった面々だろう。意外に「日本版メルケル」が生まれる可能性は否定できない。ともあれ波乱含みの国会となることは明らかだ。いまは新型コロナウイルスの対応が落ち着き、ふだんの生活を取り戻すことこそが最優先だ。

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