民主主義の土壌を破壊した史上最悪の大統領

アメリカ大統領選挙をめぐる「陰謀論」への加担をめぐり、こんご日本でもその道義的責任を問う事態が進んでいくだろう。事実的根拠のないデマに飛びついた日本の一部右派論者らが、日本社会を多くのデマで蝕んできたからだ。右派の論客の中にも、事実を正確に認識した側とそうでない側に分かれた。前者がリアリストであり、後者がドリーマーだ。この問題は最終的に、アメリカ連邦議会議事堂をトランプ支持者らが不法侵入占拠し、5人にのぼる死者を出した。いわゆる「クーデター」未遂事件といってよい。ペンス副大統領やペロシ下院議長らがもしも暴徒群衆にその姿を発見されていたら、明確に殺害されていた(=吊るされていた)と思われる事態だった。公正な選挙結果を認めないトランプ側が、大衆を煽動し、実力行使に導いた。その罪をめぐり昨日トランプ大統領は史上初の2度目の弾劾訴追となる決議案が米下院議会で可決された。3万回近くにのぼるウソを使って民主主義の土壌を破壊し続けた大統領。トランプの墓碑銘には「最悪の大統領」と書かれることになる。

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