「デマ3人組」を批判した記事

アメリカ大統領選挙をめぐる「デマ3人組」といえば、百田尚樹、有本香、門田隆将の3人に象徴される。トランプ大統領やその陣営、同弁護団が発する多くの虚言をそのまま真実であるかのように日本で発信し、日本の罪のない人びとを惑わせている。

そうした日本の社会現状を分析した記事が昨日夕方、毎日新聞社のサイトに掲載された。3人組の1人、門田某が発信していた数値が大間違いである事実などが暴かれている。要するに、自分ではまともに取材もしないで、都合のいい事実を発信している3人組の姿が暴かれているわけだが、その背景には中国を敵視するあまり、中国に果敢な対抗姿勢をとるトランプ大統領に対する共感の強さとともに、3人組が直接会って話をできる関係を随所で誇らしげに語ってきた安倍晋三前首相との個人的な関係もある。また記事に出てくる識者によると、彼らのデマキャンペーンは、過去に日本軍が行った南京虐殺などの非行を「なかったものにする」ためのプロパガンダ=「歴史戦」と共通するもので、実際、百田が書いてベストセラーになった本では南京虐殺は完全否定されている。この本の編集に有本香も密接にかかわっていることからすると、上記の指摘はうなづけるものだ。

「デマ3人組」は来年1月20日、バイデン氏が米国大統領に就任する際、どのように自らのケジメをつけるつもりだろうか。最初に私の推測を書いておくが、彼らは「3人で渡れば何もこわくない」とばかりに、平然と知らぬ顔をしてやり過ごすというのが私の見方だ。彼らにとってはデマを流すことなど、平気のヘイサだ。門田某があれほどのデマ記事を重ねてきて、いまも平然と仕事をつづけているさまにそのことは明らかではないか。

米大統領選「不正ある」 トランプ氏勝利を叫ぶ日本人識者たちの論理 – 毎日新聞 (mainichi.jp)

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