ジョーカーを握ったままの野党連合の宿命

共産党が野党共闘への攻勢を強めている。本日付のしんぶん赤旗は、立憲民主の枝野代表、福山幹事長との会談の様子を1面トップで取り上げ、3点にわたり合意したと大々的に宣伝している。桜を見る会に関する明らかな虚偽答弁などで安倍政権がボロボロになっているのは事実だが、かといってかつてテロ活動を行っていた政党を、野党の一角に入れることにはやはり抵抗のある有権者も多い。日本共産党にとっては、これが3度目の正直ともいえる民主連合政府の樹立構想だが、今回がもっとも現実味のある試みとなっているのは、他の野党が共産党を半ば受け入れる状態にあるからだ。一つは政権を取るためならどんな手段も厭わない小沢一郎の存在と、共産党内部においても「政権に入る」という明確な希望的夢を語らないと、もはや高齢化した党内を保つことができないという切羽詰まった事情も介在する。それでも共産主義の実現を綱領に掲げる政党を、政権与党に入れることは、やはり野党にとってはジョーカーを持ったままババ抜きをやっているようなもので、最後は敗北するのは明らかだ。政界においても、ジョーカーを最後まで持っていて勝利するというババ抜きのルールにはなっていないからだ。

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