暴力過激派を産み広げた日本共産党

 『暴君~新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』という本が4月下旬に小学館から出版された。著者は元日本経済新聞の記者だ。同書の巻末に付されている年表を見てみると、1936(昭和11)年生まれの松崎は、51年ごろ日本共産党の下部組織・民青に加わり、55年に同党に入党、58年に離党を決意と書かれている。つまり、52年ごろに共産党が行った暴力革命路線時代には同党の活動に加わっていた。さらに日本共産党から除名された学生たちがブントを結成、60年安保反対闘争の中心となった事実なども本文で紹介されている。松崎は革マル派の最高幹部となっていくが、その革マル派が、対立するセクトの最高幹部を殺害する場面は、まさに日本共産党が51年末に東京・練馬区で警察官を殺害したときと手口がうり二つだ。 結論として、日本共産党は多くの暴力主義を日本国内に産み広げた。同党について「平和の党」などと信じるのは、同党のプロパガンダに毒された、まぎれもない「愚行」にほかならない。要するに同党の根本は、暴力主義であり、殺害主義なのだ。日本共産党の最大のウソは、昨日紹介した「私たちはソ連、北朝鮮とは違う」という歴史的な大ウソだけでなく、過去の暴力主義や経緯を隠し、「平和の党」などとあべこべに正反対に宣伝し、有権者を騙していることにもある。それらのハレンチな行動に、人間としての良心の呵責など微塵も感じとることはできない。

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