気に入らない人間を殺害する論理

サウジアラビアの著名記者がトルコの総領事館で殺害された問題で、最初に聞いたときには北朝鮮の金正恩体制が実の兄をクアラルンプール国際空港で殺害した事件を思わず思い出した。共通するのは体制や特定権力者にとって不都合な人間を、生物的に抹殺してしまうという行為である。このような行為がまかり通れば、世界は「弱肉強食」の「無法地帯」になってしまうことはいうまでもない。まして今回の場合は、著名なジャーナリストで、世界的な影響力をもった記者だ。権力による言論弾圧という側面も持っている。

話は変わるが、日本共産党も気に入らない人間を生物的に抹殺(殺害)した過去をもつ。著名な事件は共産党弾圧の前線に立っていた警察官を殺害した行為が歴史に残っている。

3つともすべて、人間の生命を軽視したことから起こっていると思われる究極のテロ行為だ。テロがまかり通る社会は、安心して暮らせる社会とはいえない。

 

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