いまの時代をどう捉えるか

現在の日本を「かなり右傾化している」と認識している人がいれば、一方でそうでないと反論する人がいる。わかりやすい事例を引くとすれば、旧日本軍の非行行為として歴史学(アカデミズム)の分野ですでに多くの客観的証拠をもとに「決着」している問題にす ...

意識産業

20年近く前、ある記者団体で事務局を担っているとき、辺見庸氏が一時的に客員教授を務めていた早稲田大学で「現代マスメディア論」を受講した。そこで最も印象に残っていることが「沈黙の螺旋理論」であることはすでに何度か書いているが、ほかにも「意識 ...

門田ノンフィクションの虚構 8

門田隆将こと門脇護が「皇国史観」に毒された考えをもつ人物であることは、一連の作品や執筆物をみると明らかだ。もともと同人の出身媒体である週刊新潮は保守的な傾向で知られ、そうした職業的経緯からそうなったものと推察されるが、こうした「偏り」が現 ...

空手の本土上陸

沖縄の伝統武芸であった唐手(空手)が日本本土に本格的に上陸するのは1922(大正11)年のことである。東京・お茶の水で文部省主催の第1回運動体育展覧会という催しが開催されることになり、そこで沖縄の空手についても出品する流れとなったため、沖 ...

今野敏作 『宗棍』

琉球新報で1月から新たな空手連載が始まっていることを知ったのは最近のことである。警察物をテーマに作家活動をする今野敏氏は自身も空手家として知られており、すでに新聞連載は本部朝基、喜屋武朝徳、松茂良興作につづいて4作目となる。主人公は松村宗 ...

門田ノンフィクションの虚構 7

門田隆将が裁判所公認の「盗用作家」である事実はもはや世間ではあまり取り上げられないようだ。現役の作家でこのような恥ずべき認定を司法から受けた作家は少ない。同人が日本航空機墜落事故の遺族から聞き取った話をまとめたノンフィクションで遺族とトラ ...