本日は新聞休刊日なので朝はぽっかり穴が開いたような気分だが、通常なら在京6紙に目を通す。2つの日刊政党機関紙も読むので実際は8紙だ。だがこの生活も長くは続かないだろうと見ている。経営難などで無くなる新聞が出てくると予想しているからだ。個人的な感想では、6紙の中で最も特色があるのは産経と日経だ。産経は知られるとおり最右翼の立ち位置で、南京虐殺はなかった、慰安婦問題に問題はなかったといった歴史改竄も平気で行う側面がある。日経は欧米の新聞を真似ているのか、長めの評論記事に特徴がある。通常の記事も一般紙とは一味違う切り口を見せることが多い。他の4紙で特徴があるのは毎日だ。署名入り記事を最初に導入したのは同紙だし、定期コラムを中心として記者の個性がもっとも発揮されている新聞と感じる。東京新聞は最左派の立ち位置にある。この新聞は特報面に大きな特徴がある。最後に朝日新聞は特徴を指摘するのが難しい。10年前、安倍政治との闘いともいえた「慰安婦記事訂正」をめぐる騒動で、大きく信用を失うきっかけとなった。同紙はいまもこの問題の最終的な検証を行っていない。報道の使命から逃げていると感じるのは、私だけだろうか。