スラップ訴訟に懲罰的な判決

本日付の朝日、読売などの各紙で興味深い民事裁判の事例が報じられていた。東京立川市の市議(NHKから国民を守る党)がフリージャーナリストから「立川市にほぼ居住実態がない」と指摘されて名誉棄損で提訴し、さらにジャーナリスト側もスラップ訴訟だとして反訴していた裁判で19日、千葉地裁松戸支部の判決はこの立川市議のほうを敗訴させ、78万円の賠償を命じたというもの。この判決の特色は、市議が訴訟に訴えたこと自体を違法ととらえるもので、このような判決は過去にも「狂言訴訟」といって、事実的根拠もないのに相手を誹謗中傷する目的で起こした虚偽訴訟と同等の位置づけと見込まれる。

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