共産入り政権構想は日本政治の「自殺」行為

一昨日投開票された埼玉県知事選で、野党連合の候補が勝利したことで日本共産党が新たな動きを始めている。立憲民主・国民民主などに次の総選挙における野党連合政権についての協議を大っぴらに呼びかけているからだ。本日付の「しんぶん赤旗」1面トップもその記事だ。高齢化し、97年も政党を続けながら、一度も国政与党に参加できないでいる「唯一の野党」――日本共産党。党としての生き残りのための最善の策として、「一度でもいいから与党経験をしてみたい」との思いに尽きるのだろうが、本来この政党は日本人の意思だけでつくられた政党ではない。旧ソ連という「外国製」の政党であり、いまだに「共産国家」を夢想する『異質』の政党だ。その共産主義は、世界で1億人以上の人間を殺害し、日本共産党も過去に、組織的に公務員を殺害し、オウム真理教と同じようなテロ行動を公然と行った過去を持つ。それでいながら、その事実を今の執行部は何ら反省しようともしていない。実態として、政党の中身はゾンビのままなのだが、服だけ綺麗なものに付け替え、厚化粧をして「変装」し、多くの有権者を騙している姿にすぎない。その本質を見据えている者からすれば、「共産入り」の野党連合構想なるものが、日本政治の『自殺行為』に当たることは明白であろう。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。