朝鮮戦争に「参戦」した日本共産党

本日6月25日は1950年に朝鮮戦争が始まって69周年の日となる。未明に北朝鮮軍が38度線を突破し、韓国軍に総攻撃をかけた。北朝鮮はソ連や中国とともに社会主義陣営で連携し、戦争を遂行する。このときスターリンの命によって日本の共産党にも事実上の「参戦」の呼びかけがなされた。といっても、北朝鮮やソ連、中国と異なり、日本の共産党は日本国内において政権を握っていない。泡沫野党にすぎなかった。日本共産党は結論としてその方針を受け入れ、武装闘争を開始する。火炎瓶を製造することが党員の正式な活動となり、事実上の「革命軍」と化した時代である。警察官2人を殺害、多くの警官襲撃事件を引き起こし、使用した火炎瓶は膨大な数となった。こうした共産党の「集団テロ行動」に対し、当時の日本政府はやむなく、破壊活動防止法を制定した。その意味で、日本共産党は事実上戦争に「参加」した実績をもつ「戦争の党」といえる政治集団である。その日本共産党は日頃どのように自身を美化した宣伝を行っているか。「先の戦争で反対を続けた唯一の政党」「平和の党」などである。さらにその宣伝に沿うような政策を近年は打ち出している。だがこの党の歴史をキチンとたどってみれば、それらがいかに取って付けたゴマカシであり、事実と本質的に異なるものかがよくわかる。左翼の代表である日本共産党の劣化ぶりは、この一事をとっても明らかだ。

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