サイコパスは自分を「被害者」と錯覚している

サイコパスの顕著な特徴はほかにもある。その一つは、自分は常に「被害者」であると錯覚していることだ。攻撃型のサイコパスは人並み外れた攻撃を他人に対して容赦なく行いながら、自分は加害者ではなく、被害者であると感じている。自己愛性人格障害を含む人格障害だからともいえるだろうが、この点は自身を客観視することのできないという性質の欠陥によるものだ。その結果、サイコパスの要求は常に「過度」になりがちである。

なぜあの人はあんな図々しい、恥知らずの行動ができるのだろうか。身の周りでそのように感じられる人間がいるとすれば、サイコパスの事例であることを疑う必要がある。

サイコパスは自身の特異性質を周りの人間に「伝染」させる媒介者ともなる。その結果、周囲の人間はカルト宗教に「洗脳」されたような状態に陥り、群れをなして行動することも多い。その結果、周辺の正常な人間の目で観察すると、「野犬の群れ」そのもののように映ることも多いようだ。そうした異常人格を中心とする人びとを指して、「家畜のような行動」との評価の声をしばしば耳にするのはそのためだろう。

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