★堕ちた生き方  「反逆者」に見る共通パターン 2

 近年の除名者でいえば、田口伸明(41)の例がわかりやすいだろう。この人物は中学から創価学園で学び、創価大学まで進んだ。大学時代は学年の代表となる大学祭の実行委員長をつとめ、そのまま教団本部入り。池田名誉会長の秘書グループにそのまま配属された。未来部中等部長を務めるなど、青年部幹部の出世コースを進むように見えた時期もあったようだ。本人も将来は最高幹部を狙う野心を抱いていたとの話も残っている。だがここで、彼の人生を決定づける≪挫折≫ともいえる重大な出来事が生じた。ある破廉恥な「不祥事」を引き起こし、警察沙汰となったのである。
 このとき、同人が自分の頭の中で描いていた人生プランは、事実上、音を立てて崩れ去った。ただし、彼がこのとき心から懺悔し、新たな気持ちでやり直していたら、もっと違った人生になっていたはずである。その後の≪転落≫の軌跡は、図式化すれば、山崎正友をはじめとする多くの反逆者と、まったく同じ道をたどるものだった。

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