矢野元委員長以来の金銭不祥事

新聞的には昨日付の夕刊報道で終わるのかと思いきや、本日付朝刊各紙はどこもかしこも遠山清彦元代議士の在宅起訴に関する報道と特集で埋まっている。毎日新聞は1面トップのその横で安倍晋三元首相の桜問題の「再び不起訴」の記事を掲載した。遠山元代議士について、毎日新聞は「公明のプリンス転落」、産経新聞は「公明党の次代のエースとして将来を嘱望されていた」、読売新聞は「公明党で次世代のリーダーと呼ばれた」と書いていた。「プリンス」「エース」「リーダー」…。言葉は違うものの最大の期待をこめたワードだったろう。

遠山元代議士は2001年、公明党が参院選挙で1000万票の比例票を取ることを目標にした際、青年部推薦候補として出てきた。当初は当選を見込める形ではなく、それでも党の発展のために職を投げ打つ姿勢で政治を志す「決意」をもっていた。ところが20年もたてばこのザマだ。公明党議員の転落は教団反逆者とも似た側面があって、心のわずかなスキに、魔が入りこむ。繰り返すが、こんな議員を再び出す場合は、公明党はもう『解党』すべきだ。それと同等の支持者らの無償の奉仕と「政治を変えてほしい」との熱い期待によって支えられている存在であることを、同党議員らは片時も忘れてはならない。

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