外交の素人「門田隆将」の大失敗

トランプ大統領のフェイク情報を鵜呑みにして日本で拡散した「拡声器」の働きをした文化人が多くいる。門田隆将こと門脇護もその典型的な一人だ。トランプ陣営が主張した多くの根拠のない不正疑惑を鵜呑みにし、再三再四、発信してぶざまな墓穴を掘ることになった。自業自得といえばそれまでのことだが、そこには同人の人格特性に宿る傾向がたぶんに影響している。まずは一般マスコミの発する情報は基本的に虚偽とするかのような斜に構えた姿勢だ。さらにそれと一対のものとなるが、ネット情報にこそ真実が流れているという、彼ら特有の認識である。さらに自分の身内である「仲間」の情報をより信用してしまうという感情主義もたぶんに影響している。彼らのそうした行動特性を私は「お仲間ジャーナリズム」と名づけているが、仲間内で共有した認識が彼らにとってはそのまま「ファクト」に転じるようなお粗末さがある。結果、日本のトランプ応援団(ここでは大統領選挙で敗北したトランプ大統領が、最後は勝つと信じてそのように扇動した者たち)は、むざんな敗北を喫することになった。彼らが日ごろ頼みの綱としてきた数少ない新聞である「産経新聞」も、ワシントン発でまもとな報道を行っていたが、彼らの言動には呆れの感情を抱いたようである。

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