「容共」とそれ以外

今回の都議会選挙は、自民党の派手な≪自滅≫により、共産が漁夫の利を得た選挙であったようだ。当然、都民ファーストの会も大きな利益を得た。自民党の相次ぐ不祥事が報じられるほどに、自民党を支持ずる浮動層の投票所へ足を運ぶ意欲を消失させ、予想されていたほどに投票率上昇には結びつかなかった感がある。ともかく、今回の都議選は、国政の疑似選挙、代替選挙にすぎなかった。裁かれたのは、「安倍政治」ともいうべきもので、これで安倍首相が5月に突然打ち出して実現を目論み始めた憲法9条改正の思惑は、大きく後退した(あるいはなくなったもの)と思われる。

それでも今後の国政選挙においては、「自公VS野党連合」の図式は変わらない。ただしこの中の野党連合には、日本を共産主義国家にしたいという政党がまじっている。右翼に「親米右翼」と「反米右翼」がいるといわれるように、左翼にも「容共左翼」と「反共左翼」が存在する。少なくとも私自身は、『容共』の立場には絶対に入りたくない人間だ。

共産主義によって幸福になった国家・人間など、所詮どこにも存在しないと確信するからだ。

 

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