「中国の軍事には協力する倒錯組織」(10月5日)
「敵となる中国の軍事技術に協力する組織」(10月6日)
この文章は、門田隆将こと門脇護という人物が自身のツイッター上で、日本学術会議について事実摘示した文章である。現在、新聞やテレビでも取り上げられている中国の国家プロジェクト「千人計画」について、門田は日本学術会議が組織的に協力し、中国の軍事技術の向上に貢献しているとして、日本学術会議に国家予算を投入することを止めるように主張していた。
この「千人計画」は短絡的な軍事研究そのものではなく、それに転用可能な研究も含まれる可能性があるというレベルにすぎないが、門田は日本学術会議を貶めたいという気持ちだけで、いつもながらの事実誤認と、論理飛躍を繰り返してきた。
自民党の甘利税調会長は門田らの主張を真に受けたものと見え、同様の発言をブログで行い、指摘されると、事実的根拠がなかったとして修正撤回した。だが門田は、上記のデマをいまも自身のツイッター上にさらしたままだ。