中国を批判する日本共産党の内実

本日付のしんぶん赤旗に、志位和夫委員長が昨日行った記者会見の模様が報じられている。天安門事件31年に際し志位氏が語ったもので、見出しに「中国指導部に反省なし この問題は今の中国の問題」とあり、次のような発言が紹介されている。「中国指導部はいまだに天安門事件について反省がありません。事件に対する批判を封じ、事件の記憶を封印しようとしています。天安門事件は過去の問題ではなく、今の中国の問題でもあると思います」。日本共産党が中国をどのように批判しようとそれは同党の自由だが、それでも他者を批判するからには、自分たちも襟を正す必要が生まれる。実はこの志位委員長の言葉は、天安門事件を、白鳥事件(日本共産党が1952年に組織的に起こした殺害事件)に置き変えれば、そのまま完全に通用するものだ。次のような具合になる。「日本共産党指導部はいまだに白鳥事件について反省がありません。事件に対する批判を封じ、事件の記憶を封印しようとしています。白鳥事件は過去の問題ではなく、今の日本共産党の問題でもあると思います」。自称「科学的社会主義の党」の理論は、すでにボロボロだ。

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