唯我独尊教というべき宗教

共産主義は一種の宗教と同じであるとはたまに耳にする言葉だ。政治的な思想のようにみえても、実は一つのカルト宗教に似ているというような意味合いである。例えば日本共産党の場合はどうか。過去にはソ連を最大限に持ち上げ、天まで持ち上げるほどだった。ところがソ連が駄目になると、逆に最大限に罵倒している。この転落の落差が、実は日本共産党の信じる物の本質である。所詮は相対的、恣意的な思想にすぎず、設計図などなきに等しい国家運営の構想だ。その根本にあるのは、自らの党勢拡大を第一にし、民衆の幸福をそれ以下にみなす独善的な態度だろう。私は唯我独尊教とみなしているが、そのような宗教ととらえれば間違いはない。いま同党が平和を唱え、民主主義を唱え、人権を唱えるのは、本然的な政治信条から発するものではなく、あくまで党勢拡大の「手段」として利用しているにすぎない。その本質が見えない者は、同党の表面的な行動になびいてしまう。過去には平和を否定し、多くの国で独裁主義を行い、非人権的行為を繰り返してきた。日本共産党も例外ではない。

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