改憲争点の解散は違憲

昨日付のニュースだが、伊吹文明・元衆院議長は一昨日二階派の会合で、憲法改正を争点にした衆院解散は「憲法違反になる」との見方を示したという。伊吹氏が語ったところによると、「改憲の発議権は国会にあり、解散権は内閣にある。(内閣を構成する首相が)自分の権限の外にあるものを理由に自分の権限を行使することは憲法上許されない」。これに従えば、この臨時国会で改憲手続きが進まなかったとしても、内閣のトップである安倍首相が解散することはできない。この言葉は元衆院議長が発したものだけに、重い。ただし今後閣僚辞任のドミノ現象が続けば、憲法改正を争点にせずとも、首相が別の争点で解散総選挙に打って出る「やけくそ解散」の可能性は残る。

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