共産党考

 私が日本共産党に関する取材を最初に行ったのは98年だったと記憶する。あるムック本の取材で、元赤旗記者と面談取材した。ほかにも何件か依頼を行ったが、取材に応じてくれたのはその人だけだった。その中で幾つか覚えている言葉がある。一つは「共産党員は社会から疎外されているので内々の結びつきは強い」(趣旨)といった言葉だ。その頃から私は赤旗購読者としてすでに20年近い。
 この党が「建前だけの政党」であるとの認識は20年近くたっても、何も変わるところはない。時々の政治状況に便乗して、票を増やしたり、減らしたり‥。けっして自身の行動や本質的な主張(=日本を共産国家にする!)で支持を増やしているわけではない。まして日本が共産党に乗っ取られることがあれば、すでに世界の多くの国で実験済みのように、日本は「極悪ファシズム国家」に変容し、人権もくそもない劣悪社会へと転落してしまうだろう。彼らは現状においては、≪微笑みのファシズム≫の体現者にほかならない。
 私がこんなことを書くのは、この党には今もさまざまな思いがあるからである。ただ言えることは、このような党と長年関わっている党員らの中には、抜き差しならない≪悪しき体質≫を身に付けた者が出てくることだろう。それは地域社会において顕著にあらわれる。
 共産党譲りの独善的行動、煽り主義、究極的なKY体質‥。多くの住民からはすでに侮蔑の対象にすらなっているというのに、本人はそれに気づかない。周りの党組織も知ってか知らずか関与しようともしない。やはり「共産主義はダメだ」とつくづく感じる昨今である。

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