一筋縄でいきそうにない「共産」入り野党共闘

今回の参院選挙で比例2議席を獲得し、政党要件を満たした「れいわ新選組」。山本太郎党首は比例個人票で最多の99万票を集めたというが、さっそく、日本共産党がラブコールを送り始めた。れいわは次期衆院選で100人規模の候補者擁立を表明したそうだが、その勢いに野党も無視できなくなっている。本日付の毎日新聞は「選挙区票と比例合計を比較 共産系との距離感如実」の見出しを立てた興味深い記事を掲載した。選挙区票と比例票の出方を比較することで、野党連合がどの程度効を奏したのかを分析したものだが、結論として、共産候補には他の野党からの得票が少なかったことを指摘している。これは何を意味するかといえば、形の上では「野党統一候補」といっても、共産は依然「嫌われ者」という実態を示している。同じ毎日新聞の識者座談会で、次の総選挙で立憲民主が共産との連立政権を組む方向に踏み切れば、国民民主は離れるだろうとの予測も指摘されている。共産は国民から信頼されない「根本原因」について自身を見つめたほうがよい。答えの多くは昨日付の当コラムにある。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。