防犯カメラの効用

クアラルンプール国際空港で起きた暗殺事件。北朝鮮人の容疑者らは事前に空港内の防犯カメラが作動しているのかどうか、現地で確認していたと報じられた。空港関係者はマニュアル通りに「作動していない」と答えたとのことで、そのため、容疑者らはそれを鵜呑みにしていた可能性があるようだ。もし仮に防犯カメラが作動していなかったとすれば、2人の女性が襲いかかった映像も残されておらず、単なる心臓麻痺による死亡で片づけられた可能性もある。その意味で、防犯カメラが犯罪の真相究明に大きく貢献していることは、この事件からも明らかに証明されているといえよう。以前も一度取り上げたが、共産市政が長く続いた東京・狛江市では、市長が警察を敵視するあまり、防犯カメラを公道上に一台も設置しなかったという驚きの事実を紹介した。日ごろ、「市民のため」と声高に主張している者に限って、実際は市民の利益をないがしろにしている実態があった。言葉と行動が一致しない者は信頼されない。

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