共産党の不破哲三前議長が埼玉選挙区の候補者応援のために街頭に立った。本日付のしんぶん赤旗ではその肝心な内容が意図的に省かれているが、朝日新聞のベタ記事に端的に記載されていた。記録に残す意味で、発言内容の要約をそのまま引用する。
「野党連合が自民党に立ち向かう大事な選挙だ。共産党はこの野党連合を推進してきたが、昔はなかなかできなかった。『(野党共闘の枠組みから)共産党を外す』というのがはやり言葉だった時代から野党共闘のために力を尽くしてきた。野党連合が自民党に立ち向かう形になり、我々の願いが花開いた。今後もこの道を進み、やがては野党連合の政府が自民党に取って代わるまで頑張るつもりでいる」(7月17日、埼玉県川越市での街頭演説で)
日本人が都合の悪い出来事を忘れやすい民族であることは、右も左も証明している。現在は、共産主義政党がおおっぴらに自分たちが2つの政治勢力の一方の主体となっていることを明言し、政権奪取を口にするかつてない時代だ。共産主義の恐ろしさを体感していない識者らは平気で同党のピーアールの道具に使われているが、共産勢力が自分たちの行動を取り始めたら、その弊害は安倍政権の比などではない。