政権入り意欲を公然と示した「革命政党」

日本共産党の志位委員長は13日、日本記者クラブで会見し、参院選に向けた抱負を語った。それによると志位氏は安倍政権打倒後の政権参加の有無を問われ、「政権に参加する用意はある」と明言した。共産党の責任者が公の場で政権参加の意欲を示したのは極めて異例。同党を継続的に監視対象としている公安調査庁もびっくりの発言だろう。今日付の「しんぶん赤旗」は志位委員長のニコニコ生放送での発言をまとめているが、そこでも志位氏は「本気になってやれば政権だってつくれます」「政権だってつくろうと思えばつくれるくらいの政策合意のところまで来ている」と繰り返している。振り返って、前回の参院選が野党共闘の第1ラウンド、17年の総選挙が第2ラウンドで、今回が第3ラウンドと評した。今回の選挙は政権選択選挙ではない参院選にもかかわらず、同党からこのような積極的な発言が出ること自体、日本の戦後政治史における異様な分岐点といえる。

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