「日共」という用語について

60年以上前の一般紙をめくっていて用語の使い方の変化について考えた。当時、合法政党として世の中に出てきた日本共産党のことを「日共」と略称することが通常のこととして行われており、現在のように「共産党」という言い方をしていないと思われたからだ。世界の3分の1が共産主義で占められた時代に、どの国の共産党かを明確にする意味で「日共」(日本の共産党)という明示の仕方をしたのかとも推測したものの、その原因を解明する時間は今のところない。いずれにせよ現在報道される各種メディアにおいて、日本共産党のことを「日共」と略称することはほぼ見られなくなっている。

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